食堂が混んでいたので少し待ってみたが、一向に空きそうにない。「昼だからなぁー」とは思ってみたもの、食べ終わっても話し込んでいる人が居る。
 いつもの事だけれど、少し周りを気にした方が良いような気がする。ひとまず席を取る人や席を取らずにトレイに乗せて持ってくる人、諦めて時間をずらす人がいる中、話し込む人たちが目立った。
 食堂が混んでいるのだから、いったん話すのをやめて別の場所で話していただきたい。まぁ、勝手なのかもしれないが、とりあえず注意をしてみた。緊張して、3人のグループだったけど、1人の人を見ながら話していた。
「なんで私にだけ言うの?」と思われているんじゃないかと思った。こっちもまとまりのない注意の仕方になったし、あぁ…これでええんかいな?

その後、スタッフH田氏と雑談。つーか、H田氏、僕が座るなり嬉しそうだ。「スタートレック」「ホラー映画」「ゲーム話」とか他の患者さんとはしていないみたいだからかなぁ…。まぁ、色んな話が出来て良かった。久し振りにH田氏と雑談した。ここのところ、H田氏に話を聞いてもらいたい人が大勢いて、話せなかったし。

 診療所のプログラムとして、「映画」の時間がある。その時間を担当するのがH田氏だ。たまに何か見たい映画があると頼んでみる。採用されるかどうかは未定だけれど、一応聞いてくれているようです。「レインマン」を頼んでみたら、2時間以上の映画だそうで、ダメとのこと。へぇー長いんだ、とワケの分からない納得をした。

 夜はNs.Hが僕の「ほぼ日手帳」を見て、嬉しそうだった。彼女の『ほぼ日』マイブームは「論文」「言いまつがい」だそうで。僕は「今日のダーリン」「今日も金魚は」ですね。
 Ns.Hとは、音楽以外だぶるところがあります。服装は普通とセンスが違っていたりして、面白い人です。変なTシャツを着ているNsはそうそう居ませんぜ。(この前は、キャラメルボックス(劇団)視力検査のTシャツでした…。ちなみにほぼ日」のTシャツも持っているよーで、すげぇ…)
 こんな日常を見ると、診療所にて僕は雑談しかしてない気がする。相談するほどの悩みがないのか、治療する場だと言うことを忘れているのか謎。しかもDr.H内にも「あなたはそのままで良い」と言われました。(唖然…)

 家へ帰ってから朝方4時まで寝た。つーか、昼3時から夜7時まで寝ていたので、微妙だ。寝だめにはいっていたりして…。

ほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/
 起きたら、14時だった。(汗)
映画を観に行きたいので、出かけようか迷った。
それよりも、一ヶ月前に警察から届けもの(保険証…)の連絡があったので行かなきゃいけないよなぁー。
嗚呼…、取り合えず警察?!へ行った方が良いよねぇ、さすがに…。(困)
 Ns.W田氏が読んでいる新聞には、自閉症についてのコラムが載っているらしい。
どの新聞のどのコラムかは忘れたけれど、netを漁っているうちに「これじゃないかな?」と言うものに出くわした。

 W田氏が言うには、このコラムに出てくる人の言っている感覚が僕が訴える内容に似ているらしい。
…でもW田氏、朝日新聞と言っていなかったっけ?と思うけれど、朝日新聞のコラムには該当するモノが無かったように思われる。僕の聞き間違いだろうか?

 まぁ、そんなことどーでも良い。と言うわけでLinkしておきましたが、TOPページにLinkせんでええんかいな?ちと、不安です。

毎日新聞:社会「うちの子」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/uchinoko/etc/20040421.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/uchinoko/index.html

■診察

2004年11月12日 診療所内生活
 Dr.H内、診察です。
毎週会っているので、飽きてきました。
本人にも「ここ(診察室)に来たくないんだって?」と言われました。
毎年、この時期は飽きるんです。一週間に一回診察ですから。飽きてきます。

 ところで、この一週間ほど悪夢を見ます。診療所内の比較的話す人たちが入れ替わり、立ち代り、夢に出てきて、些細なことで(僕にとっては、ですが)怒られるんです。永遠と…(泣)
 怒られ続けるのも疲れるので、3時間ほどで起きます。そして、暫く寝たくないんだなぁ…。
 そこが!狙い目です!!
頓服でねだってみました、「サイレース1?で良いから下さい」と。

 いや、2ヶ月前に大量服薬を繰り返していたら、サイレース2?を減らされたんで。
それで「信用してるから」と言っていた主治医の信頼つーか、多少警戒されることになって、頼んでもくれなくなったのさ。あれは、まさに自業自得な出来事でした。

 まぁ、でも頓服で貰えたのが、この日の収穫でしたが、そんなことより重大なこと、伝え忘れた気がします。
 医師、「てんかん発作」で倒れないと言う約束は出来ません。どっちかってぇ言うと僕は、抗うつ剤よりデパケンRを倒れ防止に欲しいです。
ISBN:4907725140 単行本 ニキ リンコ 花風社 2000/04 ¥1,785

 最初に「ずっと「普通」になりたかった。」と言う邦題に惹かれた。
僕も小学校の時から、人と違うということが感覚としてあった。このタイトルが示すように、僕もずっと「普通」になりたかった。
 こんなことを周囲に言うと、周囲は「自意識過剰だ」とか「考えすぎだ」と言って相手にしなかったので、僕は「伝わらないことは言わない」ということに徹した。

 しかし諦めきれなかった僕は、今の診療所に行く前に大学病院の精神科で主張している。その時の医師の答えも一般人と同じだった。
今の診療所へ移る時に書いてもらった紹介状にはこう書かれてある。「病名をとても欲しがっているようです」と。
 その紹介状は今もカルテにはさまれたままだ。

 僕はこの本の前にもう一つ、「自閉症だったわたしへ」と言う本を読んでいる。
 この本が流行った当時(2002年)、僕のカウンセラーを担当してくれていたO坂さんに、「自閉症(PDD)」「アスペルガー症候群(AS)」「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」「学習障害(LD)」「発達障害」かもしれないと思う、と伝えた。
 僕が「自閉症スペクトラム」に行きついたのは、「自閉症だったわたしへ」を知るより前のこと。「学習障害(LD)」が少しずつ世間に広まりだした頃だった。僕は「学習障害(LD)」を経て、徐々に「自閉症」、「発達障害」を疑いだした。誰も信じてはくれなかったし、今の知人も信じていない。
 O坂さんが「自閉症だったわたしへ」を読んでどう思ったか、僕に聞いてきたことがあった。が、僕には、この本は正直よく判らなかった。当てはまる、とか 当てはまらない、とかそういった問題ではないように思う。
 理由としては、生活環境が違いすぎたような気がする。しかし、同じく外国で書かれた「ずっと「普通」になりたかった。」はしっくり来たのだ。理由は判らない。
 当時の主治医Dr.N田も最初は、「子供の病気だ」と言っていた。しかし、週一回の診察を重ねるうちに「可能性はある」と変わった。
 そして、先月の成人知能テストの結果、「自閉症スペクトラム(PDD-NOS)」の可能性ありにまで発展した。
 本当のところは「自閉症スペクトラム」なのかは判らない。いつ、診断が決定になるのかも判らない。
けれど、僕にとってこの本は「特別」なんです。